先日こんなツイートがバズっていました。
へその緒なんて
とっておいても
大人になった息子に渡したところで
どうしていいかわからんだろーし
息子の妻には嫌がられそーだし
桐の箱を見るたびに
赤ちゃんの頃を思い出して
切なくなるだけじゃねーかと
思ってた。
最後は
母親の棺に
入れるものだと
今日知った。
泣けた。
— ワーママりら (@riramother) March 9, 2021
子どものへその緒を母親の棺桶に入れるのは、なんとなく聞いたことがあったんですが気になったので深堀りして調べてみました。
私は子どもが2人いますが、へその緒は桐箱に入れて保管しています。
子どもの頃に自分のへその緒を親に見せてもらったことがあって、へその緒はこういう風に保管しておくものとなんとなく当たり前に思ってました。
でもよく考えたら、何のために保管しているの?棺桶に入れそびれたらどうするの?と色々な疑問が湧いてきてしまい…。同じように気になった方は読んでみてくださいね。
へその緒を取っておく理由
そもそもへその緒を取っておく風習は日本ならではで、海外では取っておくほうが珍しいようです。
病気をしたらへその緒を煎じて飲ませると治癒するとか、命を落としかねない病気や怪我でも一度は命が助かるとか言い伝えがあることから取っておくようになったそうです。その名残がまだ現代にあるようです。
病気が治るとか医学的根拠はないんですけどね。
でもへその緒ってやっぱり特別なんですよ。へその緒に流れている血=臍帯血(さいたいけつ)は、その子が治療法の確立されていない病気にかかってしまった時に治療に使える可能性を秘めているんですって。
臍帯血バンクなんかもあったりします。(ステムセル研究所)
へその緒の処分方法
処分方法はいくつかあります。
母親の棺に入れる
冒頭のツイートにあった内容ですね。
母親の棺に入れる理由は、閻魔(えんま)大王にへその緒を見せると悪い行いを許してもらえるという言い伝えがあるかららしいです。
自分の棺に入れる
親から自分のへその緒を受け取る方もいます。昔はお守りのような存在だったへその緒ですから、亡くなったときに役目を終えた自分のへその緒も一緒に入れる方もいるそうです。
お焚き上げをしてもらう
棺にいれそびれてしまったらお焚き上げをしてもらう方法があります。へその緒は遺品整理をしている時に見つかることが多いようで、お寺や神社・業者に頼めばお焚き上げしてもらえます。
可燃ごみとして捨てるor庭に埋める
これも棺に入れそびれた場合ですが、可燃ごみとして捨てることも出来ますし庭に埋める方もいます。
母親にとって子どものへその緒は特別なもの
子どもからしたら「なにこれ?ちょっと汚い…」って思ってしまいそうなへその緒。
母親になったからわかりますが、母子を繋いでいた大切な証です。(と言いながらしまいっぱなしですが…)
自分の母親が亡くなったときは忘れずに入れてあげたいなと思いました。
ちなみに保管するならやっぱり桐箱が1番適しているようです。プラスチック箱だと溶けるとか見かけました。
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